ピッコマで独占配信中のマンガ「悪女を殺して」（原作 Your April先生、漫画 Haegi先生）23話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
この世界の唯一の味方、メデイアを尋ねるも留守。
エリスが中に入りたいと言うと、剣と蹴りで扉を破壊するアナキン。
帰宅したメデイアは粉々の扉に驚きますが、魔法でそれを直します。
気の晴れる話をしてと言うエリスに、この世界に関する話をすると言いー
→→ 前話、「悪女を殺して」ネタバレ22話はこちら
悪女を殺して 23話のネタバレ
この世界の関する話をー
メデイアはそう言うと、魔道工学と魔法の違いをご存知ですかとエリスに投げかけました。
魔道工学は神学から生まれたことから、
一般的に言われているのは
魔道工学は「生」の学問
対して魔法は「死」の学問
しかしこれは完全に間違った解釈だとメデイアは言います。
実際には生も死も神学が司り、この世界を構成する真理と関連していること。
一方で魔道工学は、その真理の下で力を発揮するものであること。
つまり、神学の真理のもと新しい法則を作り出すのが魔道工学だと言うのです。
例えば、
木に雷が落ちて、火がつく。
この自然現象が「真理」
この真理をもとに、雷を人工的に作ればいつでも簡単に火がつけられると考え、それを叶える発明や法則を作り出すのが魔道工学。
それを実行する者が魔道工学者あるいは工学者と呼ばれ、彼らが１度その公式を作ることが出来れば、後はスムーズに実現されること。
他にも空気中の水蒸気を集め雨を降らせたり、光を屈折させ幻想を作るなど、様々なことを行ってきました。
「無」から創造されたように見えたものも決してそうではなく、逆に「無」から創造すると言うのはあくまでも神の領域であること。
その真理に背くのは神にしか出来ず、これまで多くの魔道工学者たちが神に近づこうと努力を重ねるも、全てが失敗に終わったのです。
そしてその最期がとても痛々しかったことから、真理に背く行為は禁止されるようになったのです。
次にメデイアは魔法について触れます。
魔法は先ほどまで話した真理や法則を無視し、 形を変えたり壊すことが出来るものだと言います。
メデイアがエリスを元の世界に送ることが出来るというのも同じ原理です。
再びこの場所で生まれなければならないと言う「生」のルールを破り、エリスを本来の世界に繋げるのです。
ただ、それには当然代償を払うことになると言います。
その代償は人間の価値観では全く理解できない種類ものであるのだと。
エリスはじっと話を聞き、男性は魔女の力を使うことはできないのかと質問しました。
魔法師のような・・と言うエリスに、面白い発想だと言ってメデイアは声をあげて笑います。
そして、あなたを楽しませるはずだったのに、あなたが私を笑わせてくれたと言うのでした。
更に以前、魔女は子孫を残さないのかと聞かれたことについて、魔法は遺伝されるものでも先天的な才能でもないと答えました。
つまりは初めから質問の方向が違ったのだと。
メデイアは、魔女は自分を縛る全ての真理を破壊するほど強力な切迫感によって進化すると言います。
それはもう神の創造物ではなく、全ての因果律や法則から解放された完全に別の生命体になるのだと。
そして、ほとんどの文明で男性は規則を作る側だった・・つまり規則を破る必要がなかったことから、男性がそこまで強力な念を抱くことは難しいと言うのでした。
するとエリスは、魔女がそんなに凄いならどうして人々はその存在を知らないのかと聞きまます。
人々が魔女の存在に気づくと、困ることが多々あると言うメデイア。
先の理由で、特に権力者や身分の高い者からは魔女が生まれにくく、高貴な身分は天がお導きになると言う権力の正当化が揺らぐことになるからだと言います。
さりげなく十字を切るメデイアに、しぐさがとても自然でだったことから昔は司祭だったのかと思うエリス。
さらにメデイアは、高貴な身分の人たちは、国民が魔女を恐れることで自分たちの権威が落とされては困るから徹底的に隠蔽するのだと言いました。
歴史からも完全に消しさり、魔道工学に「魔道」と霊的な単語をつけたのも政策の一環だと言います。
つまり魔法など存在せず、魔法と思っていたものは全て魔道工学だったのだ、と。
ここまで来てようやくエリスは、因果律からも外れている魔女は小説の中に存在がしていなかったことも納得できると思うのでした。
最後にメデイアは、魔女がどんなに巨大な力を持っていても世界を壊すことはできないから心配しなくて良いと言いました。
（私がそんな心配をしているとでも・・？）
恐ろしい野心を持つ魔女や態度が酷い魔女は投票で消滅されてしまうことのだと。
ただこの投票は普通、生きるのに疲れた魔女がそれを終わらせるために自ら投票を申し出るのが殆どだと言うのでした。
異邦人のあなたには私たちの姉妹になれる資質があるのに残念だと言うメデイア。
もしここに残りたいのなら助ける方法はたくさんあると言うと、エリスも皇太子の婚約者より魔女になる方が幸せだと言って笑うのでした。
アナキンを使い魔にしたら良いと言うメデイアに、それは遠慮すると言うエリス。
その後は成すことのない「もしも」の話に花を咲かせる２人。
決して叶うことはなくても想像しただけで微笑みたくなる未来の話をするのでした。
悪女を殺して 23話の感想
今回は魔道工学と魔法、メデイアとエリスの会話の内容のお話でしたね。
叶うことのない話であっても微笑みたくなるような話をメデイアと出来て、エリスも少し気持ちが落ち着いた様です。
エリスは一体どのような未来を迎えるのでしょうか。
まとめ
今回の記事では、悪女を殺してネタバレ23話（ピッコマ）あらすじと感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！
→→ 次話、「悪女を殺して」ネタバレ24話はこちら
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