ピッコマで独占配信中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」（原作 JAEUNHYANG先生、絵 KIMPEUL先生、文 CHOVA先生）21話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
インフリックにカリナの滞在先を教え、婚約式でのミリアン印象を尋ねる父。
一方、奇跡の力で居場所を知ったと言うウィンストン。
彼もまた芸術症で視力を保つ代わりに刺繍を諦めたと言います。
そしてカリナに聞きたいことがあると言うと、私の部屋でならと言われます。
余命わずかの脇役令嬢 21話のネタバレ込みあらすじ
ミリアンの温かさに気持ちが変化し
話をするためにカリナの部屋に向かう２人。
途中ウィンストンは、閣下はこのことをご存じないのかと尋ねます。
するとピタリと歩くのを止め、悲しそうに後ろを振り返るカリナ。
切なげに頷くと不快な気持ちにさせてしまうかもしれないから、と苦しそうに答えるのでした。
もうすぐ死んでしまう人間と一緒に暮らすなんて・・
カリナは言葉を濁すと、彼を傷つけないために、ひっそりといなくなるつもりだったと言いました。
それなのにミリアンの言葉があたたかく、あと少しだけここにいたいと望んでいること。
そんな自分は本当に自分勝手だと感じると言うのでした。
部屋に着くと、南部で受診していた際に身分を偽っていたことを詫びるカリナ。
ウィンストンは、そんなことより伯爵家にも主治医がいただろうとそちらを気にかけます。
カリナは途端に表情を曇らせ、その医師を信じることが出来なくなって他を探したのだと呟きました。
理由を聞かれ、長い話になると答えるカリナ。
ウィンストンは構わないよと頷き、話して欲しいと言うのでした。
自分の人生の中心には、いつも他の誰かが
自分の人生の中心には、いつも自分でない人がいたのです。
カリナは仲の良い家族を思い浮かべます。
しかし、その輪の中に自分はいません。
後継者の兄には、妹として彼を支え応援し
弟と妹の犠牲になるのは姉として当たり前
カリナはいつも、欲しいものを欲しいと言えない日々を過ごしてきました。
ある日、母親からの贈り物の大切な財布を弟に取られてしまったカリナ。
悲しみに暮れる中、今日はお母様と一緒に寝たいと言った時も、疲れているからと追い返されてしまいます。
しかも、財布の件で弟が泣いたのはカリナのせいだと言わんばかり・・
母は、フェルダンを宥めるのが大変だったと言うと、あなたは姉なのだから我慢をしなくてはいけないと言うのでした。
理不尽だと思ったカリナが思わず弟妹などいなければいい！と口にします。
すると母親は平手打ちをしてカリナを黙らせ、健康な自分に感謝し姉として弟妹のために譲るべきだと言ったのです。
それでいて、自分が風邪を引けば仮病だと言われていたカリナ。
我儘を言おうものなら貧民街に捨てられると言われていたことまで告白しました。
ウィンストンの身の上
気の毒そうにそれを聞くウィンストン。
カリナの手を握りしめるとその辛さを理解し、これまで本当に頑張ったねと伝えます。
そして涙を溢すカリナに、お嬢さんほどではないが・・と身の上話を始めたのです。
心から刺繍が大好きなウィンストン。しかし騎士になることを望んだ両親と周囲は、男が刺繍か！と彼を非難。
結果余計にのめり込み、何も考えずに済むその時間に没頭したと言います。
すると、自分もそうだとコクコクと頷くカリナ。
そしてとあるきっかけで、ウィンストンは刺繍を使い、失くし物を見つける奇跡を起こし他のです。
以降は家出したペットや事件の犯人探し等に貢献し、人々に感謝される日々。
否定され続けた人生から一転、英雄のような気分になったのでした。
しかしそれから20年ー
段々と視力を失い、刺繍が出来なくなってきたウィンストンは芸術症だと診断されます。
このままでは失明する・・ウィンストンは絶望し、全てを終わらせる旅に出たのです。
そこで新たな夢が見つかった
ウィンストンは病に苦しむ人たちの力になる道を選び、芸術症を治したいと思い始めたと言うのでした。
だからカリナのことが放っておけなかったと、これまでの経緯にあわせ気持ちを伝えるウィンストン。
カリナが安堵したように返事をすると、よく家を出る決意をしたねと声をかけるのでした。
ノクターンとの出会い
ウィンストンは傷と向き合うことだけではなく、傷と距離を置くこともまた癒しの手段だと言います。
そしてカリナに、君の壁は無くなったのだから、新しい出会いと思い出を作ってみるといいと言うのでした。
黙って家を出た自分は卑怯だと考えていたカリナですが、気持ちが少し軽くなります。
するとウィンストンは、お嬢さんのところの主治医の話を聞きたいと促します。
カリナは少し恥ずかしそうにしながらも、17歳のころに彼が屋敷を訪れたと言います。
ある日、庭の散歩中に偶然彼に出会いどなたかと尋ねると、彼は新しい主治医のノクターンですと爽やかな笑顔で名乗ったと言います。
そしてカリナは、それが自分の初恋だと言うのでした。
余命わずかの脇役令嬢 21話の感想
南部にいた頃のウィンストンに対しては特に何も思いませんでしたが、今回は彼自身のエピソードや周囲との葛藤などを知ることが出来、温かい人物だと思いました。
彼の言葉や経験に、カリナはどれほど慰められたでしょう。
家族だけの小さな世界では、誰も味方がいなかったカリナ。小さな頃から繰り返し言われてきた言葉は、呪いのように彼女を苦しめました。
きっとノクターンもカリナにとっては、その小さな世界の家族たちと同じ場所の人間に思えたのかなと感じました。
新しい場所で新しく出会った人たちは、これまで家族に決めつけられたことや仕打ちをおかしなことだと感じ、カリナの気持ちを受け入れ尊重しています。
カリナがもっと自分を解放出来るといいなと思いました！
まとめ
今回の記事では、余命わずかの脇役令嬢・ネタバレ21話と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！
→→ 次話、「余命わずかの脇役令嬢」ネタバレ22話はこちら
