ピッコマで独占配信中のマンガ「悪女を殺して」（原作 Your April先生、漫画 Haegi先生）36話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
エリスの魂と母の魂が重なるフィブリスは、ある日エリスを救いたい気持ちに駆られます。
しかし今回も神に祈りは届かなかったと感じるのでした。
一方エリスはアナキンと夜市を楽しみます。
新婚さんだと聞かれるとそうだと答え、アナキンの手を引き食べ物を頬張るエリスは芝居を見ることに
→→ 前話、「悪女を殺して」ネタバレ35話はこちら
悪女を殺して 36話のネタバレ
アレクトの兄の物語
いよいよ野外劇場の幕が開けます。
物語は１幕から５幕に進むにつれ、過去へ過去へと遡っていきます。
ー １幕 ー
真っ暗なステージ。
芝居開始とともに１人の男性の後ろ姿にパッとスポットライトが当たります。
これまで誠実に物事に対応し、この国に尽くしてきた王子。
しかし彼が発したのは、彼らはいとも簡単に私を捨てるのかと言う言葉でした。
王子は言います。
私が恐れているのは死ではない！
邪悪な者がこの世を乱してしまう事だ、と
そして、例え自分がどの様な目に遭おうとも、天の神は真実をご存知でおられる。
故に私の魂は高潔なものである、と。
彼は地面に膝をつくと、名前さえ知ることも出来ない弟へと１人語りかけます。
この先はお前が国を守っていかなければならない。
そしていつか、私があなたの王座を欲していなかったことが明るみになるだろう、と。
しかし今、いくら無実を叫んだところで邪悪な者たちによって目も耳も塞がれ、真実は闇の中へと葬られていく・・・
絶望の淵に立たされた王子ですが、私は父上を恨みませんし、自害を望まれているのならば…と言って短剣を自分に向け、涙を流します。
芝居を見ながらエリスは、アレクトの兄であるこの王子は、実際には自殺ではなく処刑されたはずだと思いました。
しかし、現実と全く同じでは「お芝居」にはならないとも思うのでした。
そこに男性の母親である王妃が現れ、お前の無実は私が知っていると言います。
母は叫びます。
逃げて欲しい。もう２度と会えなくてもあの世に行くより余程良いと。
しかし必死で止める王妃の声は、悲しみに打ちひしがれる王子には届きません。
それよりも彼は、潔白すら証明出来ない息子のために泣かないで欲しいと言うのでした。
そして彼は自ら命を立ち、駆け寄った母は命が消えていく息子を抱き寄せると絶望の涙の後に復讐を誓うのでした。
王子と王妃を陥れる伯爵
物語は２幕・３幕へと進んでいきます。
死に追いやられた王子の背景で起こっていた事
ー２幕ー
壇上に設置された玉座に腰掛ける皇帝。
横には１人の男性が控え、階段の下には王子がいました。
皇帝は王子に対し、これまでお前を大切にして来たが恩を仇で返すのだなと言い放ち、お前は心の中では私の首を落とすチャンスを狙っていたのだなと決めつけます。
王子はそれを否定すると、この話をでっち上げたのは誰ですかと尋ねます。
！！
その時、王子は皇帝の横に並ぶ伯爵の存在に気がつき、お前なのかと問い正します。
皇帝が王子に、悪党だの殺人者だのと鋭い言葉を浴びせる横で、伯爵は王妃と王子が陰謀を企てていたと言う偽の証拠書類を皇帝に見せます。
緻密で用意周到な計略にまんまと騙される皇帝に、父上に背くことはしていないと言う王子の言葉は届きません。
王子は自分の言葉に嘘があれば、神が私の頭上で雷を鳴らすはずだと言って潔白を訴えました。
しかし、どういったわけかこのタイミングで本当に雷が出現し大きな稲光と音を放つのでした。
すると皇帝は王子を塔に閉じ込め、１滴の水も与えるなと命じました。
そして、妊娠中の王妃に関しては王家の子を身篭っていると言うことで謹慎処分を下したのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー３幕ー
飢えと寒さに苦しむ多くの民衆。
王子とその母親は彼らに物資を分け与えながらも、これが一時しのぎであり、既に限界が見えていることを懸念します。
この時、エリスがアナキンの様子を伺うと、真剣な様子でそれを見ていました。
（他人事では無いわね）
現状を脱するには、物乞いではなく学びが必要
そう判断した王子と王妃は、伯爵にそのことを報告しました。
すると伯爵は王子と王妃に、救貧対策で保育園と学校を建てようとしたが後援金が足りずに取り消されてしまったと言い、資金援助を求めたのです。
それが虚偽の申告だとは微塵も疑わず、民衆を救いたい一心で王子は手形を出すので存分に使えと言うのでした。
そしてこのことは、国の状態を私たちよりもよく知っている伯爵に一任するので、民衆のために出来ることがあればいつでも申すが良いぞ、とまで伝えたのでした。
しかしこの時、王子は気がつきませんでした。
畏まりましたとお辞儀をする伯爵が、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべていた事に。
伯爵はその金を民衆のためには使わず私欲のために使います。
この計画を成功させる芝居をするために、雷を作り出せる魔道工学者の買収を企てたのです。
邪悪な伯爵と仲間の綿密な計画
ー４幕ー
清廉で王権強化に尽くす王子。
しかし伯爵をはじめとした貴族たちは、いずれ彼が王になると自分たちにはとても不利な状況になると話をしています。
どうしたものか
一人が口にすると、我々の味方に出来ないのなら消すより他はないと、ある男性が答えます。
もちろんそれを言ったのは例の伯爵でした。
暗殺！？
手を汚せば我らが反逆者だぞ？
貴族たちがざわつくと、王に自ら息子を処分させれば問題はないと言う伯爵。
貧民を救う名目で得たお金で軍事を買い、彼らが陰謀を企むためにそのお金を使っていたと王に嘘の報告すれば良いと言うのでした。
冷酷な王なら、自分の息子であっても処分するだろう。
貴族等はこの考えに賛成し、だったらこの際、厄介な忠臣もまとめて処分しようではないか！と乗り気な反応を示すのでした。
実にいい！
全員一致した彼らは杯を高くあげると皆で乾杯をするのでした。
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ー５幕ー
テラスのテーブルに腰掛け、幸せな時間を過ごす皇帝と王妃・王子。
こんなに良い日なら嬉しい知らせをお伝えしなければ…と、王妃。
皇帝が尋ねると自分のお腹に手をあて、ここに王子の弟がいますと報告します。
すると皇帝は愛する妻の手を握り、服の下には空の月より星よりも可愛いものが隠されていたと大喜びします。
サプライズで直接私からお伝えしたかった、と周囲に漏らさないように頼んだと言う王妃。
これには王子も嬉しそうで、朝日が祝福してくれている様だと言います。
私たちは繋いだ手を離すことなく、信じ合っていきましょう。
王妃が言うと皇帝も頷き、この美しく眩しい太陽にかけて誓うと言うのでした。
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ここまで芝居を見たエリスはアナキンを呼ぶと、もしもあなたの住むこの世界が１つの大きな演劇だったらどんな気分になる？と尋ねるのでした。
悪女を殺して 36話の感想
お芝居によって王妃がアレクトを授かった所〜王子と王妃が伯爵に陥れられた所までが分かりました。
身勝手で邪悪過ぎる伯爵。
しかもお芝居をより神秘的に仕上げるために、雷を作り出すことの出来る魔道工学者を買収するなど、相当綿密ですよね・・
壊れていく幸せ。本来失ってはいけないほど誠実だった王子・・
エリスの質問にアナキンが何と答えるのか、またこの後の展開も気になります。
まとめ
今回の記事では、悪女を殺してネタバレ36話（ピッコマ）あらすじと感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！
→→ 次話、「悪女を殺して」ネタバレ37話はこちら
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